光に満ちた暗闇
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瀬戸内芸術祭で印象的だった作品がふたつ。

ひとつ目は、直島のお隣の「豊島」の
青い空と青い海。

クリスチャン・ボルタンスキー作『心臓音のアーカイブ』

もうひとつは直島の家プロジェクト
ジェームズ・タレル作『バック・サイド・オブ・ザ・ムーン』

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どちらも暗闇の中の作品。
それぞれの場所で奇跡的な出来事がありました。

ボルタンスキーの作品では、自分の心臓音をレコーディングして、CDとして持ち帰ることが出来るプログラムがありました。
その心臓音は世界中でレコーディングされた心臓音とともにアーカイブとして蓄積され、
同時にこの作品の中で「再生」される。

そのレコーディングのロットナンバーがちょうど1000番だった。
これは奇跡的。うれしい!

実は、順番的には自分の前にレコーディングブースに入った息子が1000番だったのに、
ずっとモタモタしるので私に抜かされて1001番。
運のない子供とラッキーな父親。
かわいそうに・・。

ボルタンスキーの作品は昨年「越後妻有 大地の芸術祭」で
廃校になった小学校を丸ごと作品にした「最後の教室」で
えらく衝撃を受けました。
(昨年のブログ参照)

なので今回どうしても来たかった。来たら1000番だったのでうれしい。
単純。今後は車のナンバーも1000番にしようかな。

1000番をGETした次の日、
ジェームズ・タレルの作品は語らずという事にしておきます。
あえて言うなら、暗闇の中で自分の感覚との戦い。

だけど、35度近い灼熱の正午
外に出ると急激な眩しい光で
脱水症状なのか、めまいでクラクラしてると
そこで中学校の同級生と20年ぶりくらいに出会った。
藤沢の中学校の同級生と・・・。
ここで出会ってクラクラ。

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まあ、そんなこともあった。豊島と直島。
不思議な二日間。
そしてその次の日の朝にはアジを30匹釣った。