こどもの日
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5月5日はこどもの日。
だけど、そんな時でも分断されてしまっている子供達がいる。
この写真は今年の3月11日に南相馬市の中学校で行われた追悼キャンドルナイト。
この日、離ればなれになっていた同級生がこの場所で再会を果たす。

南相馬市の子供達は半分近くが、別の場所で生活をしている。
その理由は、津波で家や家族を失ってしまったケースと、
原発事故による20km圏内からの一時避難。
そして、放射能が心配で家族が子供だけを町から避難させているケース。

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一年経って、だんだん家族の元へ帰って来ている子供も多いが、
それでもまだまだ分断されてしまった、ふるさとの大地とともだち。

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やはり再会は嬉しそう!楽しそう!

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高い所が好きなの?

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浪江焼きそばの屋台に並ぶ行列。ああ、私もおなかが空いて来た。

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子供はやっぱり、とりあえず登ってみる。高い所へ登ってみる。
だいじょうぶ?マイフレンド。危なくないかな?
うんうん、全然だいじょうぶだよ。

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今はこの町はそんなに危険ではない。放射能の線量も安全な数値を示している。
子供達も戻り初め、この町の病院で赤ちゃんも生まれている。
だけど、この町の状況はどんどん悪くなって行く。

だいじょうぶ?マイフレンド
とは、私の問いかけ。社会を構成する全ての大人達への問いかけ。
原発に賛成でも反対でもそれは個々の問題かもしれないけど、
はっきりしなくてはいけないね。
横滑りするみたいな中立性はやめよう。
この町にとって一番怖いのは、忘れられて除外されること。

もし原発を推進して行くのであれば、
この町やこの町の子供達のように、何かを犠牲にし続ける事を明確に認識しなくてはいけない。(そしてさらに多くの子供達を傷つけて行くかもしれないというリスクを持つ覚悟)

もし反対するのであれば、それによって
私たちの快適なライフスタイルや安定した経済生活の基盤が
維持されないかもしれないという覚悟。

本当にだいじょうぶか?マイフレンド
どちらにしたって
意志を持って発信して、リスクを受け入れて、
責任を持って、傷ついて、傷つけて。
よく考えて、はっきり示そう。

そうそう、だいじょうぶマイフレンド
だいじょうぶ。それでだいじょうぶよ、マイフレンド。
何は無くとも、家族やともだちがいればだいじょうぶ。

だけどこの町の子供達。家族を失い。ともだちとも離ればなれ。
その事だけは決して忘れないし。忘れないで欲しい。絶対に。