最近FOX TVで毎週土曜日アメリカン・アイドル シーズン11を見ている。
いよいよTOP10に突入し、個々のキャラクターも際立って来た。
ここまで来ると、歌唱力やパフォーマンスの上手い下手だけではなく、
歌っている本人の野心や不安感など様々な「想い」が見え隠れしてくる。
きっと勝ちたいと思う気持ちが前面に出たらダメなんだろう。
かといって、純粋性だけでは太刀打ち出来ない何かがある。
そんな風に、傍観者を気取って毎週毎週、徹底的に評価をして行く。
全米の(全世界か?)そんな視線の中で歌い続けて行く事って尋常じゃない。
アメリカのエンターテイメントの世界の奥深さを感じる。
日本で言えば「俺節」の世界?
真の悲しみを知らない者に悲しみの歌は歌えない。
真の恋の苦しみを知らない者に恋の歌は歌えない。
そんなの演歌だけの世界かと思っていたら、
アメリカン・アイドルでもそうだったのか?
さて本題だけど、この番組では毎週スーパースターが
アドバイザーとして登場する。
(そもそも審査委員がジェニファー・ロペスとエアロスミスのスティーブン・タイラー)
今回の審査委員はなんと!スティーヴィー・ニックス。
冒頭でFleetwood MacのLandslideがかかった時には驚いた。
この「なんと」にはいくつかあって、一つは彼女がこの番組に出ている事なんだけど、
もう一つはここ数日私はFleetwood Macの「Landslide」にハマっていて、
(そもそもラジオで偶然Dixie Chicksの「Landslide」を聴いて、もともとSmaching Pamplkinsのバージョンを知っていたのだけど、気になって調べたら原曲がFleetwood Macだという事を知った。それが一週間くらい前の事)
そして、今日AmazonからFleetwood Macのアルバムが届いた。
偶然でしょ!?全く。シンクロニシティーだね。まさに。
"シンクロニシティ(英語:Synchronicity)とは「意味のある偶然の一致」のことで、日本語訳では「共時性(きょうじせい)」とも言う。非因果的な複数の事象(出来事)の生起を決定する法則原理として、従来知られていた「因果性」とは異なる原理として、カール・ユングによって提唱された独: Synchronizit�tという概念の英訳である。 何か複数の事象が、「意味・イメージ」において「類似性・近接性」を備える時、このような複数の事象が、時空間の秩序で規定されているこの世界の中で、従来の因果性では、何の関係も持たない場合でも、随伴して現象・生起する場合、これを、シンクロニシティの作用と見なす。(Wikipediaより)"
この「Landslide」。
きっとこんなに難しい和訳は無いだろう。
きっと、訳さずに語感を五感で感じるしかないのかも知れない。
I took my love and I took it down
I climbed a mountain and I turned around
And I saw my reflection in the snow-covered hills
Well, the landslide brought me down
Oh, mirror in the sky, what is love
Can the child within my heart rise above
Can I sail through the changing ocean tides
Can I handle the seasons of my life
Uh uh... uh uh, uh uh
Well, I've been afraid of changin'
Cause I've built my life around you
But time gets bolder
Even children get older
And I'm getting older too
Well
(Instrumental)
Well, I've been afraid of changin'
Cause I've built my life around you
But time makes bolder
Children get older
And I'm getting older too
Well, I'm getting older too
So take this love and take it down
Yeah, and if you climb a mountain and you turn around
And if you see my reflection in the snow-covered hills
Well, the landslide brought it down
And if you see my reflection in the snow-covered hills
Well maybe...
Well maybe...
Well maybe...
The landslide'll bring you down
わたしが選んだ愛 その愛は崩れていったの
山を上って振り返ってみると
雪に覆われた丘の上に わたしの影を見たわ
そう 地滑りみたいに わたしは落ちていったの
鏡に空が映ってる いったい愛ってなに?
この子どもっぱいところは いつか治るのかしら?
流れが変わりやすいこの海を わたしは乗り越えられる?
人生の中で わたしに訪れたこの季節をうまくやっていけるの?
Uh ah... uh ah.... uh ah...
そうよ わたしは今までずっと変わることを恐れてきたわ
だって あなたのそばで生きてきたから
だけど 時はわたしを強くしてくれるわ
子どもたちは大きくなるし
わたしだって年をとるの
そう
そうよ わたしは今までずっと変わることを恐れてきたわ
だって あなたのそばで生きてきたから
だけど 時はわたしを強くしてくれるわ
子どもたちは大きくなるし
わたしだって年をとるの
そうよ わたしだって年をとるわ
だからわたしの愛を受け取って そしたら下していいわ
山を上って振り返ってみれば
雪に覆われた丘の上に あなたはわたしの影を見るの
そう 地滑りみたいに わたしを下ろしてくれるから
雪に覆われた丘の上に あなたはわたしの影を見るの
そしたらきっと
そしたらきっと
そしたらきっと
地滑りみたいに あなたを下ろしてくれるわ
きっと
「The landslide'll bring you down」
は
「地滑りみたいに あなたを下ろしてくれるわ」では無いと思う。
嫁がいいことを言った。
「何かが崩れ落ちたあとに、現れる新たな何かを暗示している」と。
「この齢になって初めて解る何か」と。
それは何だろう?とい言いつつも、薄々感じる。
そんな今日この頃。