内面を見よ
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今日も来ました横須賀へ。
公園の対岸は米軍の基地。ここで写っていてはいけないものが写っていたら、
私は消されるのだろうか?
(この週末ゴッドファーザー三部作を見たもので・・)

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「外側に気をつけろ!」
(これはゴダールか・・?)

あの潜水艦に搭載されるミサイルには核弾頭が配備されているのだろうか?
なんて、いつもの妄想癖に捕われながらも
リアルに我々の日常のほんの目の前に、大量の殺傷力を持つ兵器が配備されている。
我々の安全はこれにて維持されているのか?
これが事実。これが横須賀ストーリーか?

「内面を見よ!」

この日はスタッフ・ベンダ・ビリリ(内面を見よ)という
コンゴの「車いすのロッカーズ」と呼ばれる彼らのコンサートを
ここ横須賀芸術劇場に見に来ました。

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ベンダビリリについて詳しくは下記を見てほしいのですが、
コンゴの路上生活者。しかもポリオで下肢が不自由なんだけど、
バイク型に改造した車いすに乗って、空き缶で作った一弦のギターを
ディストーションで歪ませて、とてもエモーショナルなサウンドを奏でる。

映画はカンヌ映画祭にも出品されるらしい。
予告編かっこいいよ〜!
映画は全国で上映が決まっています。

普段はクラッシックを聞くような上品なホールで
お客さんも、ワールドミュージックファンというよりは
朝日新聞の記事を見て来ました的な、おとなしそうなお客さんが多く

最初はみんな着席でおとなしいコンサートだったのですが
最終的には総立ち!と言うより、観客総ダンス大会!!にしてしまった
このバンドの持つ音楽的なエネルギーが凄かった。
その中でも、映画の中で彼らに救われた子供として登場する
(当時14歳の)子がそこそこ大人になっていて
演奏の中で中心的存在になっていたのが素晴らしい!
いや〜いいライブだった!

このライブには、昔からの友人(というかかみさんと同じ中学の)の
奥ちゃんにtwitterで発見されて、誘われて、いっしょに見に来ました。

奥ちゃんは主に南米のそれはそれは「面白い!」音楽を主に
日本で紹介するレーベル「utakata records」をやっていて
私もCDカバーのローカライズデザインなんかをお手伝しています。

奥ちゃんは凄い才女で大学を出た後にスイスの証券会社で働いていたんだけど
「音楽に対する想い」が募り、退職した後1年南米を廻り
その後日本で、サンバチームに入って踊ったりしてた後に
南米の音楽を紹介するレーベルを立ち上げました。

夏にはアルゼンチンのアーティストといっしょに
車で日本中をツアーして廻ったりして、とてもアグレッシブ!
この日もライブが終わってから、ラテンバーを巡って、ドブ板を行ったり来たりして
最後の店のダンスフロアで踊っちゃいました。

それで結局、今日は何が言いたいかと言えば
「音楽の力」を信じよう!かな?

それはLOVEとかPEACEとか何とかかんとか、すべてひっくるめて
「音楽の力」
人生も変わるくらいなんだから、きっと何でも変わる。

最後はラテンバーにて皆で「スリラー」を踊った。しかもめちゃくちゃ。
日本人もアメリカ人もフィリピン人もメキシコ人もプエルトリカンも中国人も
国境も何も無かった。