October 13.2012
素敵じゃないか
「素敵じゃないか」って最近思える。
そりゃいろいろあるけど、往々にして素敵じゃないかって。
でも「素敵じゃない」と思っていた頃もあった。
すべてが素敵じゃなかった訳ではなかったが、
往々にして、そう思っていた。
「素敵じゃないか」って思えるようになった要因としては、
あまり素敵じゃないことでも、たいして気にならなくなった。
しかし、素敵じゃないことを気にしなくなったことって、
本当はあまり素敵じゃない。
「素敵じゃない」と思っていた頃は、
「素敵じゃない」ものが許せなかった反面
世の中の様々なものが輝いて見えた。
そう、それは春光が煌めく水面のように・・・。
素敵だった。
いまでは、全てがそんな風には見えるわけではなく、
あえて見ない様にしているものもある。
そんな自分が許せなくなるときがあるが、
何だか、それもまあいいかなって思ってしまう。
そんな自分はあまり「素敵じゃない」。
けど、そんなことも全て含めた上で、
まあまあ「素敵じゃないか」って最近思える。
自分に甘いのかな?
Wouldnt it be nice(素敵じゃないか) - The Beach Boys
ビーチボーイズのPet Sounds に収録されている
「素敵じゃないか」のイントロの、
陽気な12弦ギターのメロディーが、一転最後の一音だけは不協和音を奏でている。
これから始まる「何か」への不安を暗示するかの様に、
この一音だけでこの曲が提示する世界観が様変わりする。
しかし、この曲の歌詞は「素敵じゃないか」に満ちあふれている。
「僕と君が結婚すればそれは最高に素敵じゃないか!」って
だけど、実は未だ何一つ実現もしていない・・・。
かなわぬ願望なのか?
そうだとしても素敵じゃないか。
ところでこの三人。桑沢の同級生で、同じ会社の元同僚。
千葉君のどや顔の件は置いといて・・・
こんなに仲良しで素敵じゃないか。
でも、本当はそれほど仲良しでもなかったりするが、
それはさほど重要なことではない。
三人は、いつか同じ煌めきの水面を見ていた筈だし、
だから「素敵じゃないか」って思うのはいいことなのかもって、
ちょっと思う。
別の土地で、別の世代に生まれ、別の会社にいたり、
ふだんは別のこと考えたりしているのに、
今この瞬間を共有していることが奇跡だと思える。
それは何かに感謝するに値するし、まさに素敵じゃないか。
重要なことだから。