イパネマの娘の娘
a_girl_from_ipanema.jpg

湘南ボーイと呼ばれて久しいが・・・
(本当に呼ばれていたんですよ!?)
私の幼い頃の原風景に、茅ヶ崎のパシフィックホテルがある。
私が十代の頃は、まだ全く現役でボーリング場も営業していた。
ただしレーンにところどころ傾斜がありボロかったので(ごめんなさい!)
もっぱら江の島ボウル派だったが・・・。
幼い頃には、そんなパシフィックホテルの中にもショッピングモールがあり、
そこで流れていたハワイアンミュージックのスチールギターのサウンドが
私の原風景の一つと言ってもいいだろう。

もう一つ浜辺の定番とも言えるサウンド?
「イパネマの娘」を自分のPCのiTunesで検索してみたら、様々なバージョン違いが
20曲近くもヒットした。この曲の有名なエピソード

'当時、アントニオ・カルロス・ジョビン、ヴィニシウス・ヂ・モライスなどのボサノヴァ・アーティストたちは、リオデジャネイロのイパネマ海岸近くにあったバー「ヴェローゾ」にたむろして酒を飲むことが多かった。
このバーに、近所に住む少女エロイーザが、母親のタバコを買いにしばしば訪れていた。
彼女は当時14~15歳。170cmの長身でスタイルが良く、近所でも有名な美少女であった。
ジョビンもモライスも揃って非常なプレイボーイであり、(モライスはその生涯に9度結婚したほどであった。)
彼らはエロイーザの歩く姿に目を付け、そこからインスピレーションを得て店内で即席に曲を作ったという説が広く流布している。'(wikipediaから引用)

そんなイパネマの娘エロイーザの画像を発見した。

images.jpeg

photo.jpg

当時14,5歳だった彼女に
ヴィニシウス・ヂ・モライスはメロメロだったらしい。
さすがブラジル人。

img_1237764_36168758_0.jpeg

そんなエロイーザの娘の写真が出てきた。
いや〜生き写しのようにそっくりではないですか。
ブラジル版「プレイボーイ」のスーパーモデルだったらしい。


「イパネマの娘」

背が高くて日焼けした若くて美しいイパネマの娘が
歩いて行く
彼女が横切ると、みんな決まって言うのよね
「ああ」って

歩くと彼女はまるでサンバそのもの
とてもクールにスイングして
とても優しく揺れる
彼女が横切ると、みんな決まって言うのよね
「ああ」って

(*)でも彼 とても悲しそうに見ている
   愛してるなんてどうやって言ったらいいんだ?
   そうね 彼なら喜んで心を差し出すでしょう
   彼女は毎日海に行くのだけれど
   彼に気づきもしない
   いつもまっすぐ向いたまま

背が高くて日焼けした
若くて美しいイパネマの娘が
歩いて行く
彼女が通れば彼は微笑む でも彼女は見ていない

(* 繰り返し)

背が高くて日焼けした
若くて美しいイパネマの娘が
歩いて行く
彼女が通れば彼は微笑む でも彼女は見ていない
彼女は見ていない




自分の美しさを意識せずに過ごすことがでた、ある時期、一瞬の輝きが持つ切なさ。
そんな切なさがこの曲にはある。

イパネマの娘の娘も気づかない方が、よかったのではないか?
なんて、ふと勝手に考えてみる、夏の終わりの日曜日の午後。