November 13.2011
僕とアッキーナと夕日のお家
家の中にお家がある。
今日行ったのはアッキーナがインテリアを設計したお家。ではなくて「家」。
葉山の海岸から高台へ。
小さな住宅街を登って行くと、眼下には海に沈む夕日が。
そして邪魔な車は私のデリカD:5。
今日、関係者でもない私は
アッキーナがインテリアを設計して、リフォームした伊藤さんのお宅にお邪魔して
コーヒーとケーキをごちそうになった。
ここは伊藤さんのお宅のバルコニー。
夕日が染める河岸線を眺めながら、ああこんな場所に住んでみたい。
ため息の出るロケーションです。
そんな夕日を眺めているアッキーナと伊藤さんの奥さん。
そうそうここは普通に伊藤さんのお宅のリビング。
部屋の中まで、夕日の染まっています。
アッキーナの特徴は、曲線を使ったデザインと細部へのこだわり。
(写真では伝えきれないほどの細かい造形。例えばキッチンカウンターの天板の角のR)
同じ形をした壁や柱がありません。
そして見たことも無いような漆喰のグラデーションのカラー。
手前に来るにしたがって、イエローからオレンジに変化しています。
そのグラデーションや、壁や柱の造形によるグラデーションが
照明や外光に照らされさらに複雑な色彩となり、影となります。
伊藤さんのお話によると、住み始めてからどんどんいろんな発見があると言います。
デザインとは完成された世界観を提供するだけではなくて、
後からどれだけの深みや奥行きを提供できる余地を設定できるか?
光や影や匂いや気配まで、そこに住む人の生活感と相まって、
熟成された空間を提供することができるか?
アッキーナのデザインにはそんな理屈ではない
時間軸を内包した深みがある。
そんな風に感じました。
さてアッキーナって誰?かと言えば
建築家の岩橋亜季菜さん。私の10年来のお姉さん。
ずっとドイツにいて、今は日本のシュタイナー建築の第一人者。
昨年は講演会が年100回。ということで、忙しすぎて全く会えなかったけど、
今年はぼちぼち会ってもらえます。
そんな有名人でも、僕にとってはアッキーナ。
今日は僕とアッキーナと夕日のお家へ訪問でした。