August 14.2011
不思議なピーチパイ
夏休みは終わった。
深い意味は無いが、夏休みが終わると夏が終わったような気になる。
でもまだまだ夏は続く。
夏休みの終わりと、夏の終わりがシンクロしていた子供の頃が懐かしい。
今年の夏休みの旅行は、正直少し気持ちが乗らなかった。
何もしない旅行に意味があるの?みたいな感じ。
しかし意味のある旅行なんて、そうはない。
気持ちを切り替えて、犬と家族とリラックスする時間も必要だよ。
(これは誰の声?)
夏休みの旅行に長野へ行った。
渋温泉で3日間何もしない時間を過ごした。
本当は猿を見に行ったり、ハイキングしたりと、
いろいろ行動したが、でもそれ以外はほとんどは何もせず温泉に入っていた。
この渋温泉には外湯が9つあり、それぞれ泉質が違う。
2日目の朝には全部クリアして、その後はその中から
お気に入りの温泉を選んで入った。
宿ではさっき畑で取って来た枝豆を茹でておやつに出してくれた。甘かった。
昼頃、部屋でゴロゴロしてたら、おやきを差し入れしてくれた。
いい宿だな〜。
道端では100円の茹でトウモロコシを食べた。甘かった。
温泉街で50円の温泉卵を食べたり。
道を歩けばヒマワリが満開。
も少し歩けば、畑の木には収穫間近の熟れた桃が。
直売所で、完熟の完熟の桃を2つ150円で買って食べた。
桃の味がした。「桃×3」位の味がした。
当たり前の話だが、これが桃の味なんだと思った。
以前、完熟のイチゴを食べた時の感想を、
ストロベリーアイスの味がしたと言ったら誰かに怒られたが、
今回もあえて言うのであれば、不二屋ネクターの味がした。
それくらい甘く。濃厚だった。
途中立ち寄った、桃畑に囲まれたローカル線の駅。
ここで育ったわけではないのに。田舎の原風景に触れる。
日本の正しい夏休み。
この日食べた枝豆(無料)とトウモロコシと温泉卵と桃(合計300円)は、
東京のどんな高級店のフルコースにもかなわないと思うし、
有名店のスイーツにもかなわないだろう。
温泉からは大地のエネルギーを。
農作物からは大地の恵みを。
たくさん頂いて帰って来た。
これから世界がどこに向かおうとも、
忘れては行けない。一番大切なものに触れる旅でした。