July 5.2010
あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう
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このブログのコメントで教えてくれた、スティーブンキングの「マンハッタンの８月」を読んだ。最後の話「ヘッドダウン」はなんて事の無いさりげない子供のリトルリーグの話。

弱小と思われていた地域のリトルリーグのチームがどんどん勝ち進んで行き、州の代表にまで勝ち進む話。だけどここで語られるのは子供達が人種や階級（あえてそれが存在すると定義して）を越えて12歳の8月に一瞬放つ事が許された永々の輝きについて。
感傷的でも何でもなく、ただそれがそこにあったという事。

「あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう。」
おなじく野球熱中していた自分の子供が
12歳の8月（それは去年の事）に一瞬でも輝くことが出来たのだろうか？と考える。
でもそれは間違いで。
彼らは「未だに輝き続けている」のだろう。そしてそれは今はまだ見えないし、
彼らには「ロングシュート」すら必要でないのではないだろうか？

ただただ願うのは、彼らがいつかなにかに行き詰まったときに
そっとその事に気付かせてあげたい。
「君がロングシュート決めなくてもいいんだよ」って。


この映画コッポラのお父さんだった・・



July 5.2010 23:21 + + コメント()
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