運命を受け入れる
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運命を受け入れることについてはいろいろな側面がある。
たとえば今日自分に起きた二つの出来事。

今日、藤沢市の野球少年が集まる野球教室に行くことになりました。
だけど本当は行く予定ではなかった。
車が足りないのでどうしても・・・ということで。

集合時間集まっている子どもたちは、泥団子のぶつけ合い
そこに私も大人げなく参加して、大きな石をぶつけてやろうと思い。
でもやっぱり大人なので気を使い、少し的は外して攻撃したら、
そいつはなんだか、エキサイトしてしまい、何を血迷ったか
車の群れの中に拾ったその石を投げ込んで、それもまたよりによってうちの車に命中。
ボッコリ凹んだ石の跡。これは運命と言わずに、何と言う。
(別の言い方をすれば自業自得?)

もう一つの側面。
そんなブルーな気分のまま、藤沢市のほぼ中央にある神奈川県体育センター
ここには陸上競技場や、体育館、テニスコートやゲートボール場などが集まっていて
隣には、スポーツで有名な私立高校もあります。(ベイスターズ田代監督の出身校です)
野球教室は元ベイスターズの阿波野選手が講師で、大人たち興奮!

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それはさておき、
喉が渇いたな〜と見回すと・・・何やら怪しいオーラを醸し出す建物が。
「グリーンハウス」と呼ばれる建物は「食堂、喫茶、売店」と書いてあるが
限りなく廃墟に近い佇まいながら、実用的に利用されている建物。

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グリーンハウス

神奈川県藤沢市善行に、1932年(昭和7)竣工のアント二ン・レーモンド(1888〜1976)設計による旧藤澤カントリー倶楽部クラブハウスがあります。
戦前にレーモンドが携わったゴルフクラブは4ヶ所(藤沢カントリー倶楽部、安孫子ゴルフ倶楽部、相模カントリー倶楽部、東京ゴルフ倶楽部)ありますが、藤沢カントリー倶楽部を除いて今は現存しません。
スパ二ッシュ・スタイルのクラブハウスは、関東地方に現存する最大級のスパ二ッシュ建築であると評されています。細部をよく見ると確かに屋根(スペイン瓦)や床タイル、窓等に見ることができます。。
ゴルフ倶楽部のクラブハウスとして使われたのは10年間で、その後海軍に接収されたり、GHQの接収となったリし、また、引揚者の寮としても用いられたこともあります。以後しばらく神奈川県体育センターの合宿所として用いられてきましたが、現在はグリーンハウスと呼ばれ、食堂として使われています。

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食堂は、これまた別の意味でいい感じなのだけど
ラーメン400円
生姜焼き定食700円
メンチカツ100円

洗濯物が干してあったりする。
スポーツマンたちの実用的な休憩室。

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実用的なのも素敵と思えるが、きちんと補修してもいいのでは?
このままでは延長線上にあるのは取り壊し・・・・

それであれば・・
私が今日ここに来たのは何かの運命かもしれない。
なんて言う風に一人で、考え、盛り上がっています。

藤沢には他にも有名な、保存と破壊の狭間にある建築がいくつかあります。

旧J.Hモーガン邸(2度放火に遭いました→NEWS
旧近藤邸(移築されて保存されています、フランク・ロイド・ライトに師事した遠藤新が設計)

出来るだけ古いものを壊さずに守ることはできないか?
そのために私たちが出来ることとは?

というか、今日ここに来たことが運命だから。