青空球児・好児に感動
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今日は法事で浅草に行きました。
義父のお墓参りなのですが、上野と浅草の中間あたりのお寺で
いつも帰りは浅草で遊んでかえります。

前回、家族は浅草フランス座東洋館でアゴ&キンゾーを見て、サインをもらってかえってきました。

今日は(いつもそうなのかもしれませんが)客層は”シニア”で、超満員。満席。出演者はベテランが多くてなんて言うの。かなりベタ。
うちの子、(一人)最前列でかなり目立ってたのか
じいさん漫才師たちにいじられまくり。本人は喜んでました。

<気になる出演者>

淳とチャンスの青木チャンス師匠。
大喜利では若手に混ざって、突出したテンションで若手をぶっちぎり。
でも指名されてからネタ考えるから、行き詰まっては、最前列のうちの子をいじる。
真木 淳師匠とのコントはいいよ〜。吉本とは違う。浅草流?

夫婦漫才の基本形。ゆめ子しゃべりまくる。

子供の頃みたような気がする。お笑いスター誕生?

以上、面白かったし。その芸歴の背景を想像すると
感慨深いものがあります。普段どんな生活してんのかな?
大酒飲みなのかな?借金とかあるのかな?とか
家族との関係は?とか
いらん心配してしまいます。

一番心配なのは、親子の浪曲漫才
登場したときから、悲壮感?
テンション低い、テンポ悪い、ギャク・・やばいレベル。
会場ドン引き。

でもいずみの浪曲は、かなりうまいぞ。
でもなんで歌手でなく、浪曲漫才?
年齢も不詳。たぶんわたしと同じくらいのような気もするが、
服装や化粧は30代。でも45歳くらいかも?
う〜〜んわからん。
良太は、もうよぼよぼ。シニアな会場からも同情のまなざしが・・・

でもまあ、トリはようやく「球児・好児」
ゲロゲ〜ロ
を期待して行きましたが、そんな飛び道具必要ないくらい。
圧倒的なパワーとスピードで、一気に会場を支配。
そうすると、どんなギャグでもレーザービームのように、会場を笑いで焦がし尽くす。
前半はのらりくらりと、好児の私生活をいじりながら、芸能人の実名で「ズラ」話。
え〜この人もそうだったのか〜〜と楽しませてもらいながら、後半は18番の
台詞を逆さから言うコント。
途中、お約束で(サービスで)ゲロゲ〜ロ入れまじえながら、
感動したのは好児の重要性。
この人のテンションがまた尋常でない。今は世田谷の市会議員らしい。

人生において「何か、覚悟ができてる」そういった感じです。

若手芸人たちは見習うべきだね。

さっきのチャンス師匠にもいえることですが、
常に100%、もしくはそれ以上の自分を表現することが
絶対だと言う、確信と自信。
そこから生まれる、圧倒的なエネルギーとパワー。
それが「ゲロゲ〜ロ」でも、たとえまったく受けなかったとしても、
俺はやるぜ。俺の人生をかけて。必死に汗だくなりながら
「ゲロゲ〜ロ」「ゲロゲ〜ロ」「ゲロゲ〜ロ」
師匠、師匠、師匠、かっこ良すぎるぜ!美しすぎるぜ!


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そんな感動を、胸に、会場をあとにすると
帰りの階段にはビートたけしの描いた絵(複製ですが)が一面いたるところに飾られています。


この劇場は、昔々、元はストリップ劇場でしたが、渥美清、由利徹、三波伸介、伊東四朗、東八郎、萩本欽一、ビートたけしら(ベタなメンバ〜だ〜)を輩出した浅草の名門。
最近では浅草キッド、ナイツがこの劇場の出身です。

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かっこ良すぎるぜ。人も。この町も。
浅草六区。

ロックどころじゃないね。
テロリストだね。